再度イギリスのEU離脱がポンドに与える影響を考えてみる

 6月23日にイギリスにおいてEU離脱を巡る国民投票が行われましたが、離脱派が多数票を確保する結果となりました。この結果を受けて、キャメロン首相は辞意を表明しました。10月の党大会までは首相にとどまるようですが、イギリスはこれから離脱に向けてEU本部や加盟各国と交渉を進めていくものと思われます。

 今回の国民投票は2013年にキャメロン首相が公約したものです。今年2月の欧州首脳会議において、イギリスが求めていたEU改革案が合意されたことで自信があったのでしょうが、完全に裏目となってしまいました。 続きを読む

イギリスのEU離脱がポンドに与える影響

 イギリスのEU離脱を問う国民投票の期日が6月23日と迫ってきました。最近の世論調査では、離脱派が残留派をわずかに上回っているようです。海外メディアはこの問題をイギリス:Britainと離脱:exitの英単語をもじってBrexitと呼び、連日大きく報道しています。

 第二次大戦を通じて基軸通貨の座をドルに明け渡してしまったポンドですが、今でも世界で4番目の流通量ということもあり、FXでは人気の取引通貨です。今回の問題がポンドの値動きにどのように影響を与えるのかを考えてみたいと思います。 続きを読む

これからの欧州は電気自動車となるのか

 14日に熊本県で最大震度7、マグニチュード6.5の地震が発生し、熊本県内では505ヶ所に避難所が設置され約4万5000人が避難されています。電気やガスなどのライフライン、九州新幹線など交通機関に影響でており、現在も断続的に余震が続いていることか、被災地の方たちは十分にご注意ください。一刻も早い復旧をお祈りいたします。

 さて、先日テスラ・モーターズが新型の電気自動車を発表し予約が殺到したことで、今後電気自動車は日本でも普及するかという話題に触れましたが、今回の熊本地震の被災地において三菱自動車のPHEVアウトランダーが思わぬ活躍を見せています。 続きを読む

イギリスはEUを離脱するのか?

 19日、EU(欧州連合)はブリュッセルで首脳会議を開き、イギリスのEU離脱を回避するための改革案について全会一致で合意しました。EUが大幅に譲歩したようで、イギリスのキャメロン首相は首脳会議後の記者会見で「EU内で英国の特別な地位を勝ち取った」と発言しています。

 合意した改革案の中身ですが、イギリスに対して通貨ユーロを適用しないことの再確認、EUの政治統合にコミットしない特別の地位を認めるなど、かなりイギリスにとって有利な内容となっています。また、イギリス国民の不満が強い移民に対する福祉の支払いを条件付きで制限することも合意されています。 続きを読む

CoCo債で大騒ぎのドイツ銀行は大丈夫なのか?

 日経平均株価が約1年4ヶ月ぶりに1万5000円を割り込んでしまいました。3営業日続けての全面安で、下落幅は2000円を超えています。リーマンショック以来の大暴落です。11日に銀行の信用不安を抱える欧州株式市場が総崩れしたことも日本の市場に影響を与えたようですが、その原因のひとつがドイツ銀行のCoCo債の利払い停止予測であると言われています。 続きを読む

ひろです。
お酒ばっかり飲んでいるけれど、私はげんきです。

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