株とか経済の話題を扱います。たまにご飯。
政府系ファンドの産業革新機構と台湾の鴻海精密工業のどちらがシャープを買収するかが話題となっておりましたが、25日の取締役会において鴻海から支援を受けることが正式決定されました。7000億円の出資額、銀行の債権放棄は不要、経営陣の温存が決め手でしょうねぇ。 続きを読む
19日、EU(欧州連合)はブリュッセルで首脳会議を開き、イギリスのEU離脱を回避するための改革案について全会一致で合意しました。EUが大幅に譲歩したようで、イギリスのキャメロン首相は首脳会議後の記者会見で「EU内で英国の特別な地位を勝ち取った」と発言しています。
合意した改革案の中身ですが、イギリスに対して通貨ユーロを適用しないことの再確認、EUの政治統合にコミットしない特別の地位を認めるなど、かなりイギリスにとって有利な内容となっています。また、イギリス国民の不満が強い移民に対する福祉の支払いを条件付きで制限することも合意されています。 続きを読む
中国の人件費が高騰したことにより日本から中国への直接投資が激減、「世界の工場」の役目を終えたのではないかとネットメディアのZAKZAKが報じています。JETRO(日本貿易振興機構)によると工員の平均月給が北京で約6万4500円、上海で約5万4000円なのですが、工員の生産性を加味した単位労働コストで比較すると、すでに日本で生産したほうがコストがかからない状態になっているようです。 続きを読む
日経平均株価が約1年4ヶ月ぶりに1万5000円を割り込んでしまいました。3営業日続けての全面安で、下落幅は2000円を超えています。リーマンショック以来の大暴落です。11日に銀行の信用不安を抱える欧州株式市場が総崩れしたことも日本の市場に影響を与えたようですが、その原因のひとつがドイツ銀行のCoCo債の利払い停止予測であると言われています。 続きを読む
先日、8年物の長期国債金利がマイナスに突入したことに触れましたが、早くも10年物の国債金利までがマイナスとなり、史上最低利回りを更新しております。 続きを読む
安倍政権が力を入れる鉄道インフラ輸出ですが、急激な経済発展による大量輸送可能な交通インフラへの需要が高まるアジアを中心に、2016年も受注競争が過熱する見込みです。
昨年、インドネシアでは中国に逆転敗北。インドネシアにとって日本は最大の援助国であること、高速鉄道計画が出たころは日本のみが名乗りを上げていたことなどから、比較的楽に受注できるのではないかとの期待があったのですが、インドネシア政府が「中国が提示した条件を検討している」と表明してから流れが一変。 続きを読む
日銀のマイナス金利のサプライズ導入により、おととい・昨日と買いの入っていた日経平均株価ですが、原油安を背景とした海外株価の急落などにより、前日比559円43銭安の1万7191円25銭で取引を終了しました。日本円が通貨高に振れたことも東京市場で売り注文が増えた原因のようです。これでサプライズな追加緩和の効果が吹き飛んだことになります。
銀行株や生損保株は軒並み叩き売られており、新興市場の銘柄のような値幅になっております。マイナス金利による収益悪化や国債利回りの運用利益の悪化などを嫌気された模様です。先行してマイナス金利を導入している欧州の銀行と同様に、三菱東京UFJ銀行が大企業などの普通預金に口座手数料を導入することを検討しはじめたようです。 続きを読む
先日、景気刺激策として日銀がマイナス金利を導入しましたが、これが収益を悪化させるのではないかとの懸念から、銀行株が軒並み続落しました。三菱UFJは株主優待でピーターラビットのタオルが貰えるそうですが、なんとも高いタオルになってしまったようです。
先行してマイナス金利政策を行っているスイスですが、年金基金が国債による運用では期待している利回りが望めないためリスク資産にシフトしたところ、最近の金融市場が芳しくないことから損失を抱えているのではと指摘されています。生損保株にも同様の懸念があるため、本日は銀行株以上に叩き売られています。 続きを読む