株とか経済の話題を扱います。たまにご飯。
8年ぶりに日本で開催された伊勢志摩サミットが、すべての日程を終え閉幕しました。今回のG7では失速する世界経済を牽引するための機動的な財政戦略や構造改革への取り組み強化が重点的に話し合われましたが、これが財政出動や消費増税といったこの先行われる選挙に関連することから、選挙戦を見すえた報道が多かったように思います。
議論のなかで「世界経済はリーマンショック級の経済危機」という表現は行き過ぎではないかとのクレームも入ったようですが、新興国のGDPや輸入伸び率がリーマンショック以降で最も低い水準に陥っていること、新興国への資金流入が2015年に初めてマイナスに転じたこと、エネルギー・食材・素材などの商品価格がリーマンショック前後の下落幅と同じであることなどの複数の資料を提出し、最終的に機動的な財政出動と構造改革を加速することで先進7ヶ国(G7)首脳が足並みをそろえたようです。 続きを読む
28日の東京株式市場はとんでもない値動きだったようです。前場は前日のアメリカ市場の値動きを受けて一時281円高の17572円まで上げていましたが、昼休み中に日銀が追加の金融緩和の見送りを発表すると、後場には下げに転じた模様です。高値と安値の値幅は実に919円。新興市場の仕手株のような値動きになっております。 続きを読む
三菱自動車が軽自動車の燃費データで不正を行っていた問題ですが、当初は4車種でデータを改竄していたとの発表でしたが、実際にはミラージュ、デリカD:5、アウトランダーPHEVの3車種を除いた27車種で不正を行っていたと22日に発表しました。26年度までの国内販売台数は200万台を超えると報道されています。
記者会見や公開資料によれば、道路運送車両法で定める方法とは異なる方法で燃費試験用データを測定していたとのことです。また別の報道によれば、一部車種では走行実験すら行わずに社内の燃費目標にあわせる形で走行抵抗値を机上で捏造していたことも発覚しています。 続きを読む
2010年から日銀はETFを市場から買い付けていますが、累計保有額は推定8兆円を超えたことから「日銀は日経平均株価を構成する9割の企業で実質的な大株主になっている」とブルームバーグから批判記事がでています。ネットでは代表的な資本主義の国であるアメリカでさえ行っていないこの政策に対して、「社会主義国家かよ」との指摘もでています。 続きを読む
先日の記事で「三菱自動車のアウトランダーPHEVが熊本地震の被災地で大活躍!」といった記事を書いてしまった手前、非常にモヤモヤしております。過去にもリコール隠しの前科がありますので、経営体質を改められなかったとして、経営陣の責任が問われるのはまず間違いないかと思います。
20日、三菱自動車の相川哲郎社長は国土交通省で記者会見を行い、同社が生産する軽自動車4車種の燃費テストにおいてデータを改竄していたことを発表しました。対象は2013年6月から生産しているの軽自動車「eKワゴン」と「eKスペース」、日産自動車向け「デイズ」と「デイズルークス」の計4車種、両社の合計で62万5000台が販売されています。
タイヤの抵抗や空気抵抗の数値を意図的に操作することで燃費データを改竄していたとのことで、実際の燃費は届け出た数値より5~10%悪くなる可能性が高いと言われています。 続きを読む
パナマの法律事務所から流出した内部資料をもとにICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)が作成した「パナマ文書」が公開されましたが、ここに各国の指導者らの名前が挙がったことにより、がタックスヘイブンを利用して租税回避を行っていたのではないかとの疑惑が持ち上がり、世界的に大騒ぎになっております。 続きを読む
パナマの法律事務所から内部流出したデータをもとにしたパナマ文書によって、経済失速により増税を主導してきた各国の主導者が租税回避地の法人を利用して課税逃れをしていたのではないか、との批難が世界中で沸き起こっています。
特に官僚の腐敗撲滅運動を強力に推し進めてきたことで庶民から人気を勝ち取ってきた習近平国家主席の親族がリストに挙がっていることから、中国国内では目でライの報道やネットの規制が強化されている模様です。NHKのニュースが中国で見られるようですが、この問題を放送した数分間ニュースが中断され画面が真っ暗になる有様のようです。 続きを読む
日経平均株価が振るいませんねぇ。原因は円高だと思うんですが、きっかけは安倍総理がウォール・ストリート・ジャーナル紙とのインタビューで「通貨安競争は絶対避けなければならない」「各国は恣意的な為替介入を慎むべきだと思う」と発言、これが市場に円高を容認したと見なされ円高が進行し一時は日銀が量的緩和第2弾を決めた2014年10月31日の安値を下回ってしまいました。正論なんですけどねぇ。 続きを読む
パナマの法律事務所から大量の内部文書が流出し、同国のタックスヘイブン(租税回避地)を利用した金融取引に世界各国の政治化や著名人が関与していたことが明らかになったことから、色んな国の体制が揺らぐ可能性があるのではないかとお祭り騒ぎになっております。EU加盟国の首相クラスの多くが脱税に関わっていたことで、財政危機で税率を引き上げられてきた一般の国民からはハンパない反発を受けることは間違いないかと思われます。 続きを読む
次は衆参同時選挙なのかという話題がメディアを騒がしていますが、選挙の争点として消費税増税は外すことのできないものであるかと思います。2017年4月に10%まで引き上げられることが予定されていますが、これを延期するか検討しはじめたようです。 続きを読む
年金というと、若い人たちは将来たいして貰えないのではないかなどというくらいニュースばかりですが、だからといってしっかり収めていないとある日突然通知が来たり、銀行口座を差し押さえられたりするそうなので気をつけなければなりません。
世帯所得が1000万円以上あるご家庭の場合、たいした金額貰えないならいらないやとばかりに7.8%の人が未納だそうで、厚労省は強制徴収を進めるなど対策を強化する模様です。 続きを読む
2月16日から日銀が民間銀行の当座預金に対してマイナス金利を導入しましたが、一般の預金者が預けているお金の金利が引き下げられたり、国債の運用利回りが低下するばかりで、景気刺激策としての効果がまだ表れていません。
「マイナス金利」という言葉の響きのせいか、預金が目減りしてしまうのではないかと危惧する人が続出し、「これからはタンス預金じゃ!」と言わんばかりに家庭用金庫がバカ売れするという事態を招いております。 続きを読む
G20において日本の金融緩和が通貨安競争になるのではないかと報道された記事を先日のエントリーで引用しましたが、どうやら誤報のようであります。 続きを読む
変なタイトルで申し訳ありません。花粉症のせいです(すっとぼけ
1月29日に日銀の黒田総裁が追加緩和策としてマイナス金利の導入を発表したことにより、短期の国債利回りがマイナスになるのが当たり前みたいになっていましたが、とうとう十年物国債の新規発行分の落札利回りまでもがマイナスに突入してしまいました。これは、日本経済の見通しが想像以上に悪いことを意味しています。 続きを読む
先日、8年物の長期国債金利がマイナスに突入したことに触れましたが、早くも10年物の国債金利までがマイナスとなり、史上最低利回りを更新しております。 続きを読む