UNCTADでの統計データの調べ方

 短期のFX取引であれば、各国の政策金利と日々のニュースをこまめにチェックしていれば、それほど困ることはないかと思います。しかし、半年や1年以上の長期間ポジションを保有してスワップ金利を受け取るような場合、投資先通貨の国の経済状況をある程度細かく確認しておかないと不安だと思います。特に、高スワップポイント通貨の国は経済成長が著しい反面、途上国であることからリーマンショック級の経済リスクによって大きく値下がりする可能性が高いです。 続きを読む

オリンピック後のブラジルに投資しても大丈夫なのか?

 5日にブラジルのリオデジャネイロでオリンピックの開会式が開催されました。南米初のオリンピックということで話題になっています。体操、柔道、水泳などで日本選手が活躍したことで金メダルを獲得し、連日大きく報道されています。

 同時に想像を超える治安の悪さもニュースになっています。外国人観光客の乗っているバスがバスジャックにあったり、選手村のデンマーク選手団の客室からスマートフォン、iPad、衣類などの窃盗事件が起こっています。 続きを読む

ソフトバンクのARM社買収によって膨らむ有利子負債

 18日、ソフトバンクの孫正義社長がイギリスの半導体設計会社ARMホールディングスを240億ポンド(3兆3000億円)で買収することを発表しました。孫正義氏はIoT分野において将来的にシナジー効果を期待できることをアピールしましたが、この説明が株主を納得させられなかったうえに多額のキャッシュが社外に流出することから、市場では株価が急落することとなりました。2013年度に行ったアメリカのSprint社買収により増えはじめた有利子負債ですが、今回の買収により12兆円を越えてくるものと思われます。 続きを読む

コメダ珈琲ののれんについて考えてみた

 コメダ珈琲(3543:コメダホールディングス)が6月29日に東証1部に上場しました。最近メディアでは名古屋独特の文化である「名古屋飯」の特集が取り上げられていますが、午前中にドリンク1杯でトーストやゆで卵などボリューム満点の朝ごはんがでてくる名古屋の「モーニング」もよく話題になっています。

 その際に引き合いに出されることの多いコメダ珈琲ですが、知名度が高いことと店舗で使える株主優待がつくことなどから、IPO界隈でも話題になりました。私も名古屋に旅行にいったときにコメダ珈琲でモーニングを頼んだのですが、これがまあ結構なボリュームだったもので、食べながら利益でるのかななんて思ったものです。 続きを読む

配当と自社株買いについて考えてみる

 近年の株主重視の風潮により、稼いだ利益を積極的に株主に還元しようとする企業が増えてきました。配当と自社株買いは市場の注目度も高いため、うまく投資できれば値上がり益によるキャピタルゲインを期待することもできます。今回はどのような企業が配当や自社株買いを行う傾向があるのか、基本を押さえながら考えてみたいと思います。 続きを読む

再度イギリスのEU離脱がポンドに与える影響を考えてみる

 6月23日にイギリスにおいてEU離脱を巡る国民投票が行われましたが、離脱派が多数票を確保する結果となりました。この結果を受けて、キャメロン首相は辞意を表明しました。10月の党大会までは首相にとどまるようですが、イギリスはこれから離脱に向けてEU本部や加盟各国と交渉を進めていくものと思われます。

 今回の国民投票は2013年にキャメロン首相が公約したものです。今年2月の欧州首脳会議において、イギリスが求めていたEU改革案が合意されたことで自信があったのでしょうが、完全に裏目となってしまいました。 続きを読む

イギリスのEU離脱がポンドに与える影響

 イギリスのEU離脱を問う国民投票の期日が6月23日と迫ってきました。最近の世論調査では、離脱派が残留派をわずかに上回っているようです。海外メディアはこの問題をイギリス:Britainと離脱:exitの英単語をもじってBrexitと呼び、連日大きく報道しています。

 第二次大戦を通じて基軸通貨の座をドルに明け渡してしまったポンドですが、今でも世界で4番目の流通量ということもあり、FXでは人気の取引通貨です。今回の問題がポンドの値動きにどのように影響を与えるのかを考えてみたいと思います。 続きを読む

雇用統計でドル円が大きく値動き

 米5月雇用統計が発表されましたが、非農業部門の雇用者数が前月比+3.8万人と市場予想の+16.0万人を大きく下回る結果となってしまいました。最近の報道では、6月か7月にFRBの利上げが行われるのではないかという見方が大半だっただけに、市場にとってかなりのネガティブインパクトになったようです。 続きを読む

サミット後の財政出動が円相場に与える影響を考える

 8年ぶりに日本で開催された伊勢志摩サミットが、すべての日程を終え閉幕しました。今回のG7では失速する世界経済を牽引するための機動的な財政戦略や構造改革への取り組み強化が重点的に話し合われましたが、これが財政出動や消費増税といったこの先行われる選挙に関連することから、選挙戦を見すえた報道が多かったように思います。

 議論のなかで「世界経済はリーマンショック級の経済危機」という表現は行き過ぎではないかとのクレームも入ったようですが、新興国のGDPや輸入伸び率がリーマンショック以降で最も低い水準に陥っていること、新興国への資金流入が2015年に初めてマイナスに転じたこと、エネルギー・食材・素材などの商品価格がリーマンショック前後の下落幅と同じであることなどの複数の資料を提出し、最終的に機動的な財政出動と構造改革を加速することで先進7ヶ国(G7)首脳が足並みをそろえたようです。 続きを読む

会計ど素人が貸倒引当金について調べてみた

 株式投資をしていると決算書に目を通すこともあるかと思いますが、会計知識に乏しいと「この項目ってなんじゃ?」という場面に遭遇することがあります。私にとっては貸倒引当金がそれにあたるのですが、「大雑把に分析しときゃいいだろ」と今まで深く考えずに済ませてきました。

 昼からビール片手にネットサーフィンをしていたところ、ダイヤモンド社のビジネス情報サイトZAIにおいて株で40万円を2億5000万円にした個人投資家の記事を発見しました。 続きを読む

キャッシュフロー計算書:財務分析をより確かなものにするために

 スイングトレードのように、ある程度の期間株を保有する場合には企業の財務状況を確認すると思います。どこまで確認していますか?ニュースなどでは売上高や純利益の話ばかりなので、損益計算書しか確認しない人も多いかもしれません。売上高と純利益が右肩上がりであれば、だいたい株価は上がりますからね。 続きを読む

為替レートと決算書の関係

 5月第2週に入り、決算ラッシュが続いています。決算発表を機に株価の流れも変化するので、この週末に決算書を分析している投資家の方も多いのではないでしょうか。

 先月末から今月の頭にかけて急激な円高に見舞われたことで、一時は100円を割れるのかなど心配されましたが、一旦は106円前半で反発して落ち着いているように見えます。 続きを読む

ビットコインがなんとなく怪しいと感じてしまう貴方に

 新しいタイプの通貨として一時はメディアを騒がせたビットコイン。最近では少し下火になりましたが、フィンテック関連の株を物色する際にはこのキーワードもお馴染みのものとなりました。ただ、日本ではまだ利用者がそれほど多くないことと仕組みがよくわからないことから、微妙に怪しい感が漂うように思います。 続きを読む

ビットコイン関連銘柄に投資するなら知っておいたほうがよい基礎知識

 ビットコインを開発した謎の発明者である「サトシ・ナカモト」の正体が割れたのでは、というニュースが世界を騒がせているようです。今月2日にBBCとエコノミスト誌、GQ誌に対して、オーストラリア人の起業家であるクレイグ・ライト氏が自身がBitcoinの作者であると名乗り出たようです。なんで日本名にしたんでしょうね? 続きを読む

吉野家の営業利益を圧迫したもの

 4月11日に吉野家ホールディングス(9861)が2016年2月期の決算を発表しましたが、。売上高は前年比で伸びたものの、本業の儲けを示す営業利益が54.1%減の16億1300万円と苦戦をしています。牛肉価格の高騰が理由であるとしています。 続きを読む

ひろです。
お酒ばっかり飲んでいるけれど、私はげんきです。

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