人民元は基軸通貨になれるのか?

 中国の人件費が高騰したことにより日本から中国への直接投資が激減、「世界の工場」の役目を終えたのではないかとネットメディアのZAKZAKが報じています。JETRO(日本貿易振興機構)によると工員の平均月給が北京で約6万4500円、上海で約5万4000円なのですが、工員の生産性を加味した単位労働コストで比較すると、すでに日本で生産したほうがコストがかからない状態になっているようです。 続きを読む

CoCo債で大騒ぎのドイツ銀行は大丈夫なのか?

 日経平均株価が約1年4ヶ月ぶりに1万5000円を割り込んでしまいました。3営業日続けての全面安で、下落幅は2000円を超えています。リーマンショック以来の大暴落です。11日に銀行の信用不安を抱える欧州株式市場が総崩れしたことも日本の市場に影響を与えたようですが、その原因のひとつがドイツ銀行のCoCo債の利払い停止予測であると言われています。 続きを読む

マイナス金利で銀行はどれほどダメージを負うのか?

 先日、8年物の長期国債金利がマイナスに突入したことに触れましたが、早くも10年物の国債金利までがマイナスとなり、史上最低利回りを更新しております。 続きを読む

AIIBの初投資はシンガポール‐マレーシア高速鉄道か

 安倍政権が力を入れる鉄道インフラ輸出ですが、急激な経済発展による大量輸送可能な交通インフラへの需要が高まるアジアを中心に、2016年も受注競争が過熱する見込みです。

 昨年、インドネシアでは中国に逆転敗北。インドネシアにとって日本は最大の援助国であること、高速鉄道計画が出たころは日本のみが名乗りを上げていたことなどから、比較的楽に受注できるのではないかとの期待があったのですが、インドネシア政府が「中国が提示した条件を検討している」と表明してから流れが一変。 続きを読む

ゆうちょ銀行はマイナス金利による収益悪化をどうしたらよいのか?

 日銀のマイナス金利のサプライズ導入により、おととい・昨日と買いの入っていた日経平均株価ですが、原油安を背景とした海外株価の急落などにより、前日比559円43銭安の1万7191円25銭で取引を終了しました。日本円が通貨高に振れたことも東京市場で売り注文が増えた原因のようです。これでサプライズな追加緩和の効果が吹き飛んだことになります。

 銀行株や生損保株は軒並み叩き売られており、新興市場の銘柄のような値幅になっております。マイナス金利による収益悪化や国債利回りの運用利益の悪化などを嫌気された模様です。先行してマイナス金利を導入している欧州の銀行と同様に、三菱東京UFJ銀行が大企業などの普通預金に口座手数料を導入することを検討しはじめたようです。 続きを読む

マイナス金利により銀行株が続落

 先日、景気刺激策として日銀がマイナス金利を導入しましたが、これが収益を悪化させるのではないかとの懸念から、銀行株が軒並み続落しました。三菱UFJは株主優待でピーターラビットのタオルが貰えるそうですが、なんとも高いタオルになってしまったようです。

 先行してマイナス金利政策を行っているスイスですが、年金基金が国債による運用では期待している利回りが望めないためリスク資産にシフトしたところ、最近の金融市場が芳しくないことから損失を抱えているのではと指摘されています。生損保株にも同様の懸念があるため、本日は銀行株以上に叩き売られています。 続きを読む

マイナス金利で通貨安競争懸念

 日銀が追加の金融緩和としてマイナス金利を導入したことで、29日の東京株式市場では銀行株が軒並み下落しました。日銀の当座預金に積んでいた資金から得ていた金利収益が将来的に減少する見通しであることが原因だと見られています。

 また、銀行の貸出金利は長期国債の利回りと連動することが多いので、貸出金利がさらに低下することで収益が悪化する可能性を指摘されています。 続きを読む

日銀がマイナス金利政策を導入へ

1月18日参院予算委員会での黒田総裁 続きを読む

中国共産党、国家統計局長を「重大な規律違反」で摘発

 年明けから3000ポイントを割り込んでしまった上海総合指数ですが、下げ止まる様子がありません。26日には2月の春節(旧正月)により市場からの資金流出が懸念されたことにより、6%の大幅反落となりました。中国人民銀行が午前に大規模な資金供給を行ったのですが、株式市場の下落を食い止めることができなかったようです。

 中国で安定的に雇用を確保するにはGDPが7%成長する必要があるというのが通説ですが、先日発表された去年の成長率は6.9%と7%を割り込んでしまいました。「中国は大丈夫なんでしょうか」なんてこのブログでもコメントしたんですが、26日に国家統計局の王氏が突然摘発されてしまいました。 続きを読む

米フォードが世界初となる雪道での自動運転車の走行実験開始

 最近の自動運転技術であれば高速道路でならば実用可能なのではないかなどと言われていますが、なんとアメリカのフォードが世界で初となる雪道での自動運転車の走行実験を開始したというニュースが入ってまいりました。 続きを読む

滋賀県のおまわりさん、ドローンについて学ぶ

 22日、アメリカでドローン登録制度が運用を開始されてから1ヶ月が経ちましたが、登録件数が約30万件になったと発表されました。アメリカでは総重量が250グラムから25キロのドローンは登録を義務付けられていますが、FAA(米連邦航空局)が「1ヶ月以内に登録すれば登録料が無料だよ」キャンペーンをはったことで、所有者も非常に協力的だった模様です。 続きを読む

日経平均大幅反発、941円高

 年明けから延々と下がり続けていた日経平均株価ですが、21日に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が3月の追加緩和を示唆したことで投資家心理が改善、前日比でなんと941円27銭の大幅上昇となりました。28日の日銀金融政策決定会合で追加の緩和策がでることも期待されているようです。余りのボラタリティに鼻血が出そう。 続きを読む

日経平均、よわよわ

 波乱の幕開けとなった2016年の世界経済ですが、IMFが世界の経済成長の見通しを下方修正するなど、相変わらず良いニュースがでてきません。本日の日経平均株価指数も朝からひたすら右肩下がりとなり、16500円を割り込んでしまいました。

 アメリカの金融引き締めにより新興国などのリスク資産に投入されていたドルが反転することで、新興国経済の先行きはさらに不透明になったと思われます。IMFが発表した2016年の経済成長率予想では、中国こそ横ばいであるものの、ブラジルが深刻なリセッションに陥るだけでなく、ロシアなどはマイナス成長するだろうと予測されています。金融引き締めを行った当のアメリカですが、ドル高により製造業が打撃を受けるだけでなく、原油安が設備投資を抑制していると指摘されています。 続きを読む

石油、下げ止まらない

 先日の記事で原油のWTI先物が1バレル=30ドルを割り込んだことを話題にしましたが、この下落の原因はどうやらイラクに対する欧米の経済制裁の解除が背景にあるようです。16日にウィーンにおいてアメリカ・EU・イランの各外相が会談を行いますが、核兵器開発などをきっかけにはじまった経済制裁が解除される見通しのようです。 続きを読む

日経平均株価、今日も弱い

 世間はSMAPの解散で大騒ぎですが、東京株式市場も大騒ぎです。今週の水曜日に上海総合指数が3000ポイントを割ったことで世界的に株安の傾向であり、大発会から5連敗した日経平均株価ですが木曜日に一度反発したものの、週末金曜日の東京市場は再度下落。本日の参院予算委員会において日銀の黒田総裁が「現時点で追加緩和するという考えはない」と発言したこともあり、東京市場は見事な右肩下がりとなりました。下り最速の面目躍如といったところです。 続きを読む

ひろです。
お酒ばっかり飲んでいるけれど、私はげんきです。

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